特定非営利活動法人
出水麓街なみ保存会
NPO Izumi-fumoto Preservation meeting of streets
保存会の発足と構成
昭和51年10月、武家屋敷の所有者で構成された「出水麓武家屋敷保存会」が組織され、その後、平成7年12月26日、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されたこと受け、平成10年4月12日より組織・名称も改編し、「出水麓街なみ保存会」として発足しました。出水麓地区5集落の約200戸の会員で構成され、下記のような活動を通して出水の歴史・文化を広く全国に情報発信をしています。平成27年8月からはNPO法人として再スタートとして活動しています。
保存会の活動
平成21年に出水麓地区は、国土交通省の都市景観大賞「美しいまちなみ優秀賞」を受賞し、また大河ドラマ「篤姫」のロケ地としても使われたことで、さらに注目を集めています。
平成30年6月には出水観光牛車会とともに鹿児島県観光連盟より表彰されました。また令和元年5月は鹿児島県からも表彰を受けました。主な保存会の活動は出水市公開武家屋敷「竹添邸」「税所邸」の指定管理団体として案内人を置いて観光客への案内を行うとともに、武家屋敷の維持管理を行っています。自主事業としては武家屋敷で正月に囲炉裏に火を入れお餅の提供、雛人形設置(2月~3月)、子供の日無料甲冑着付け体験、お盆夕涼み会などの季節毎の催し物も開催しています。また、保存会所有の武家屋敷古民家「三原邸」を土日祝日公開したり、着物着付けや、観光イベントや会合などに貸し出すなどで古民家活用に取り組んでおります。宣伝活動としては、武家屋敷や歴史館で観光客に配布する武家屋敷案内マップも毎年作成し、ホームページやfacebookを活用し情報発信も行っています。令和2年からは新型コロナウィルスの感染拡大が始まり、令和4年の現在でもまだ終息せず、観光客の大幅減少が続いています。早く元ような賑わいが戻ることを願っています。
トピック
令和4年度もコロナが終息せず、色々なイベントも中止となりました。現在は三原邸を飲食店にするための資金を集めるため
8月12から10月7日までクラウドファンディングを行っています。8月末からは、市から委託され伝建地区内の一ッ葉を枯らすキオビエダシャクの
薬剤散布をすることになっています。また、現在改修中の武家屋敷、志賀邸、阿多邸が完成したら何らかの形で協力していき、出水麓の活性化に取り組んで行きます。
2022-08-24
保存会事務所 三原邸